2008年5月10日土曜日

【はま】浜辺からのメッセージ


今、公園には一面のシロツメクサが咲いていて、浜辺までやわらかい香りを満たしています。


5月9日の浜辺です。
中潮で、お昼過ぎに干潮となります。干潮時には、さまざまな生き物が発見できて楽しいです。夕ご飯にするのか、貝を掘るのに夢中になっている人もいました。


そこへ、なんとボラ発見!体長30~40センチはありそうでした。水際から1メートルくらいの一です。手を伸ばせば、本当に捕まえられそうな距離でした。写真と動画を撮り終わったところで、また沖のほうへ泳いでいきました。


ところが、さらに先に歩いていくと、こんな光景が目に入りました。先ほどのボラ?
水際を泳ぐなんて変だと思っていたら、もう弱っていたということだったのでしょうか。
諸行無常を感じました。

さらに、夕方5時半ごろ満潮になった浜辺を訪れると、無残な姿のボラ。
写真は撮りませんでしたが、魚の形をとどめていないものもありました。
美しさだけでなく、生きるということの現実を見せ付けられました。

そして、満潮時の浜辺は多くのゴミが流れ着き、水もにごり、水際にはよどんだ泡が波に打たれていました。
この人工の浜辺は、平和島と昭和島に囲まれたところにあり、内川が流れ込んでいます。運河からは油の浮いた海水が流れ込んでいました。
東京湾や内川の水質は改善されているそうですが、これが現実なのです。
この現実を前に、私たちは何をしたらいいのか。
この小さな人工の浜辺は、私達にたくさんのメッセージを発しているのだと思います。

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