2009年5月28日木曜日

【地域】大森海苔のまち歩き(1) 美原通り編

5月20日、海苔の面影を探して、大森のまちを案内してもらいました。

スタートは、旧東海道の美原通り。昔ながらの道幅が残っています。
かつては、北原、中原、南原の字名から三原通りと呼ばれていました。海苔生産が盛んな時代は夜店がたくさん出て賑わっていて、若者たちは仕事の疲れも構わず、毎夜遊びに出かけていたとか。


さわやか信用金庫は、大正8年、大森の海苔生産者への金融融資を目的に設立された東京府水産信用購買販売生産組合に始まります。その後、東京産業信用金庫と改められ、平成14年には東都中央信用金庫と合併して、現在の名称になりました。
ちなみに、そのお隣にある郵便局は、明治10年に設置されたそうです。


享保元年創業の菓子屋「餅甚」。
初代の甚三郎が、現在の静岡県、駿府駿河の国安倍川のほとりから上京し、東海道沿いに「駿河屋」という茶屋を開いたのが始まりだそうです。明治後期に餅を扱っていることから今の「餅甚」に改めたとか。
海苔とも縁が深く、海苔生産者達はくじ引きで漁場が決まると、それを祝って餅甚の大福を箱一杯に買ってきて、近所や親戚に振舞ったそうです。
こちらのお店のあべ川餅は、餡ではなく黒蜜と黄な粉をかけていただきます。静岡の本来のあべかわ餅は、この食べ方なんだそうです。
また、店内に掲げられた古い看板は、炭化させた船底で作られたそうです。
和菓子街道のサイトに詳しいお話が載っていました。
営業時間:8時30分~19時
定休日:火曜
住所:大田区大森東1-4-3
電話:03-3761-6196


内川をまたぐ橋のたもとに、旧東海道(美原通り)の大田区文化財の解説看板があります。


こちらが内川。内川沿いに海方面に歩いていくことも出来ます。

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