2008年11月29日土曜日

【館】海苔の面影を探して、大森散策

11月22日は、大森海苔のふるさと館で「海苔のまちを伝える」のまち歩きが行われました。
大森のまちを歩いて、海苔の面影を見つけるという催しもの。案内役は、東京海洋大学の学生さんたちです。

この日は、11月とは思えないほどの暑い日ざし。
ふるさとの浜辺公園を横切って、貴船堀の横を通り、貴船掘公園へ。
のりかんに展示している「伊藤丸」の元の持ち主のお宅へ立ち寄りました。


次は、その伊藤丸を作った小島造船。車庫のような場所が、舟を作るための道具なのだそうです。かつては、ここから多くの海苔の舟が海へ出て行ったそうです。


途中、細い道を歩いて貴船神社へ到着。
境内には、戦前の京浜運河計画による漁業権放棄の記念に寄進した灯篭があります。結局、戦争の激化によって、運河計画は中止になり、戦後は海苔生産が復活したそうです。

水止舞が有名な厳正寺にも寄りました。
多くの海苔生産者が檀家になっているお寺です。ここで、NPO法人海苔のふるさと会理事長の平林義正さんのお話をお聞きしました。

するがや通りを通って、予定を1時間もオーバーしてのりかんへ到着。
自転車で通った道も、歩いて見るとまた違った風景が眼に入りました。まちの散策もたまには楽しいものです。

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